それは対極にあるものなんだと
ドイツのなんとかさんが唱えたらしい。
そんな偉大な偉人にすら悪態をつきそうだ。

久々に彼がプランを考えてくれて1日デートをする予定。
ライブやゴルフを除けば1月以来の1日お出かけデート。

なのに例にもれず
憂鬱真っ只中。

なんでいつも
楽しまなきゃいけないイベントに限って
メンタルが崩壊するんだろう。

一体何が悲しくて
何が怖くて泣いてるんだろう？

もうやめたい。
多分恋とか婚外とか関係ない。
もっと根本的な私の問題だ。

私と彼は
同じように産まれ落ちて
全然違う道を歩んだ。

彼といると
私は自分を嫌いになる。

あんな風に生きられたら、そう思って
自分の嫌なところがあふれてくる。

ステータスや収入が欲しい訳じゃない。
私も自分の人生を自分の手でデザインしたかった。

だから
彼が手を差し伸べてくれても
悔しくて振りほどきたくなる。

私は一人でやりたい。
一番苦しい淵からは
自分の手で這い上がるしかない。

彼といたら
自分を奪われるような感覚になる。
まだ、ひとつになろうとしてるんだ。

ちゃんと自立できない。
だから苦しい。

旅行先で
サビれた商店街に出た

旦那）こんな人気のないところ
この先に進んでも何もないよ。

何故か急にキレた。

私）何で進む前から決めつけるの？
この先に何かあるかもしれないじゃん

息子）この先歩いて何もなかったらどうするの？
こんなに人が歩いてないんだから
価値のある店なんてないよ。

私）あんたは初めから無理だって決めつけて、
バッターボックスでバット振らないわけ？

価値があるか決めるのは自分だよ。
他に人がいるかなんて、誰が価値をつけたなんて
全然関係ない。
あの先のスポーツ用品店に人なんていないよ
でもあんたの欲しいバットがあるかもしれない。

息子）もし何もなかったら？

私）何もなかったって帰ればいいだけだよ
無駄に歩いて、何を失うっていうの？

うんざりするこの環境は
全部自分が作った。

周りは私を映す鏡。

キレた私を楽しんでる

息子は先に歩き出した。
私より先に答えを知ってたくせに
周りに合わせて殺してただけ。

息子は彼に似てる。

私の欲しい答えを知ってる。

私）chatGPTが怖いの
今までの常識が180度変わるよ

息子）別に変っても合わせれば良いんじゃない？

私）だって、今まで最強だった人間が
AIに支配されるかもしれないよ？

息子）人間にとっての蟻と同じじゃない？
蟻のことなんてなんとも思わない。
AIだって人間のことをなんとも思わないよ。

私）自分のIDなんて考えずに
ただ暮らしてればいいってこと？

息子）だって大谷だって野球の常識を変えたけど
凄いだけで、他は何も変わらないじゃん。

環境や人が変わっても
彼が野球を好きなのは変わらないし
明日世界が終わっても
彼は素振りをやめない。

価値は自分が決めるんだと
産まれた時から彼は伝えてた。

劣等感で押しつぶされることなんてない。
私は怠惰な今までを生きて、許されてきた。
そこからつけを払いながら
這い上がろうとしてるんだから
辛いに決まってる。

私はそこに価値をつけよう。
自分も周りも変えていこう。

旦那は脱毛＆美顔器を買ってきた。