「お互いに甘えて、さわらずに、そうっとしてればうまくいくような感じだし、優しさが一番のぞましいと思われている時代だから。きびしく自分というものを追求していこうとすると危険だ。〜ぼくは生きるからには、歓喜がなければならないと思う。歓喜は対決や緊張感のないところからは決して生まれてこない。そういった意味で、親子の間にも、人間と人間の対決がなければならない。」

まさか岡本太郎を

同志のように思う日が来るなんてね。

もうとっくに狂ってるのに

何を怖がってるんだろう？

自分が思い描いてる優しさや

安心した距離感での人付き合いなんて

諦めたほうが良い。

ついつい相手の求めに答えたくて

顔色を窺いたくなるけど

そんな必要ない。

私なりの愛を叫び続けるしかないし

どんなに工夫をしても一方通行だ。

ずっと寂しくて

ずっと不安で

君しかいない

僕は君のものだよ。

そうやって

意味ない言葉で楽にして欲しかった。

でもこの枯渇してく衝動は

彼への愛や恋じゃない。

彼が今日何をしてるか分からないと

不安で怖くて涙が出る。

いつも私だけを思ってくれなきゃ

私は生きてる意味すら無くす。

でもこの感覚は

薬が切れた時の幻覚と同じ。

いつだって誰にだって

あらゆる選択肢が与えられてる。

その自由の中から

私は一番良いのを選ぶ。

みんなだって彼だって

それを自分で選んだ。

誰に選ばされたわけでもない。

舵は自分で切ったんだ。

その答えには責任が付きまとう

なのに

いつの間にか

誰かに選ばされた気になって

勝手に縛られて身動きが取れなくなる。

別に相手や環境をコントロールできなくても

選択肢は私の中に溢れてるのに

怖いから気づけないだけなんだ。

こんなただの衝動に　

折角の旅行を台無しにされてたまるか。

彼との時間より

甘くて幸せな私の時間を増やさなきゃ。

変だけど

自分の中に男女の自分がいて　

女の自分を彼に取られそう

そんな感覚になる時がある。

私は私だけのもの

そう男の自分が苛立つみたい。

ちゃんと自分を優先させなきゃ

なんでこんなに難しいんだろう。