この2日ぐらい私は悲しくて
修学旅行説明会中の体育館ですら
泣き出しそうなメンタルだった。

何もないのに
冷たい顔で
私に背を向ける彼を想像して
縋りたい気持ちを
どう誤魔化そうか考えてた。

だめな母親、、、
男にうつつを抜かして
すべて投げ出しそうになった。

私も彼も旦那も
母子家庭で育っている。

うちの母親も彼の母親も
所謂ダメな母親で
離婚を繰り返し、男に依存して
男も自分もダメにする

そして子供を不幸にした。

カウンセリングを受けても
母親とまともに向き合っても
私はその呪縛から抜け出せなかった。

彼は幼心に決意して
見事、自分の力で抜け出して
自分でも想像できなかったほど
満足な人生を歩んでいる。

旦那の母親は真面目な人で
女に溺れることなく、
女手一つで立派に息子たちを育てた。
荒れた思春期を過ごした旦那も
母親には頭が上がらないはずだ。
今はまともに、母親役を演じながら
ダメな私の人生を支えてる。

では私は？
DNAに刷り込まれたメンヘラ遺伝子は
めでたく娘にも受け継がれる。

私はもうやめたい。
得体のしれない寂しさを
見捨てられて空が落ちるような恐怖を
自分の力で終わらせたい。

そんなにすぐは変わらない
それでも能動的に生きたい

私）あなたは私と
この先も結婚生活を送りたいと思う？

旦那）思ってるよ
後部座席で彼の顔は
明らかにひきつってた。

若く奔放な嫁を貰って
いつか言われる離婚の二文字に
とうとう直面した
そんな顔だった。

私）じゃあこの土日で映画を見てきて。
旦那）何それ？一人で見てくるの？
私）そう
旦那）え～一人？オレ仕事だよ？
私）そんなの自分で何とかして。

私はもう我慢できない。
旦那に甘えてきた生活
どんどんダメになる。
だから旦那も
こんなもんでいいか
そんな生活が続くと思ってた。
でももうおしまい。

みんな目を逸らして
期待しないように暮らしてる。
ちゃんとみんなで幸せになりたい。
小手先の対応じゃもう何にもならない。

子供のことも旦那のことも
何となくで誤魔化してきた。
もう嫌だ

その会話から
急に旦那は変わった。
ほんとに手放したくないんだ。
でももう
男女としては終わったよ。
でも人として尊敬してる。

彼が期待しない
本音の感情を出さない理由も
何となく理解した。
さらけ出すことが
良い関係を産むとは限らない。
失くしてしまうこともある。

でも私は違う人間だもん。
誰とも違う人生だもん。
自分のやり方で
生きてる実感が欲しいんだ。