漠然とそんな風に思える人ができた。

彼は表現者で
見た目も話す言葉も個性的。
何ならセクシャリティーも年齢も謎。

夢を見ながら現実を生きていて
強烈に惹かれて刺激を受けた

やっぱり理系より文系に共鳴する。

自分の世界は自分で作っていく
簡単なことじゃないけど
毎日好きな環境に身を置いて
好きなものに囲まれて
人生をかけて取り組める仕事ができるって
最高だと思った。

私もそっちに行きたい。
そんな風に生きてみたい。

幸せでいることは
時に主婦には厳しい。

旦那に愛されてて
仕事も趣味も楽しい
なんてニコニコしていると
あるコミュニティーでは着心地が悪い

へーそーなんだー
と棒読みの返事が返ってくる

それはきっと
私が苦労してないからかもしれない。

人の幸せを妬ましく思って
刺激に変えられない
私のような人間には
同じような人が集まってくる
でもそんなマインドを持つと
どんな環境でも不幸なんだと思う。

不幸自慢があるように
幸せ自慢大会が始まっても良いのに。

現実にある決められた枠の中で
どれだけ楽しめるか、遊べるか
それが課題な気がした

その枠に言い訳をしてたら
いつまでも楽しめない

あのとき私にあるのが
誰かが叶えてくれる幸せじゃなくて
自分で叶えた幸せだったら
つまらなそうにしていた彼女たちも
ニコニコ幸せを語ったのかもしれない。

ポジティブ教は
愛人から私に、私から旦那に
旦那から旦那の友人に引き継がれた

宗教なの？と言いながらも
子供たちにも連鎖してる

でもこのポジティブマインドは
行動してる人にしか使う権利がない。

だって現実が楽ちんな私が使っても
全然説得力がない。

それでも少しづつ
不幸な私、死にたい私
のエクスキューズは消えてきた。

甘やかされてきた私だけど
少しづつ旦那への依存もなくしたい。