彼がいなくなった生活

朝は、彼の香水が浸みこんだ人形を
胸から鞄にうつすことから始まる。

腫れた顔にパックして
バターコーヒーを飲みながら
せっせとマッチング相手に婚外経験インタビュー

ダラダラ続けると一日終わるから
タイマーで時間を図りながら
中一英語テキストも並行で。

インタビューの相手は5人になった。
一人は英語でやり取りしている。
もちろん翻訳機能を使いながらだけど
なるべく自分で文章を考えて
コピペはしないように
声に出してから入力している。

英語に変換してから日本語に変換してみないと
ニュアンスが違ったりして
私のヘンテコな文章だと
なかなか伝わる文章にならない。
何度もリトライしてるうちに
日本語もうまくなる気がする。

なにこれ
こんな一石複数鳥な勉強法、我ながらアッパレ
家族とも文章にならないような
伝わればいい英語で話してる。

一辺倒な勉強の仕方だと飽きることが分かった
興味と欲求がないと勉強なんてしないよね。
これは育児にも活用できそう。

ほらね
彼と繋がらなくても
彼の影響で私は見えなかった世界を知る。

でも依存先が変わっただけかな？

私は衝動と結論を急ぐ癖で
人生のあらゆることをダメにした。

そんなことも
彼を乗り越えることと繋がってるんだから

もう洗脳されてるのか運命か
そのどちらもか、全くの別物か？

分析は仮定することから始まるけど
その仮定を重要視しすぎて振り回されちゃう。

もっと怯えないで
俯瞰で見れたらな。

何も悲しくないけど
全部彼に繋がる気がしてる。

再来週の私はどうなってるんだろう？

私）最後に私の好きなところと今の気持ちを教えて？

彼）全部。会える日が楽しみ

なんでそんなに暗いの？
それは聞けなかった。
もう彼は私に期待しないかもな。

この関係は賞味期限切れ
新鮮で美味しい関係を
また一から作る気力は残ってる？