私が恋に落ちたら(身勝手に幸せに自由になりたい

初めての婚外恋愛はあっけなく終わってしまった。それでも、彼との運命が私も変えたことは変わらない。何かに依存しないと生きれなかった私が、自分を愛せるように進み続ける記録。

【全部私のため】と言う宗教

ぐちゃぐちゃの本棚を
整理することに決めた。


哲学、心理学、宗教、占い
オーガニック、マクロビ、漢方
ダイエット、メタボにならない料理本
数学の図鑑、英語の教科書
ペン習字、写経
簿記の問題集に行政書士
ITパスポートの教科書
フィガロ、婦人画報
アートマガジン


その本に挟まれた
テストの解答用紙
精神科の心理検査の結果
元の商品がない保証書の束


何も身につかなかった
手にする気もはじめからなかった
ちゃんと生きるからって言い訳して
もう許してほしかった


凄いって言われたい
偉いって言われたい
私の本棚はそう叫んでる。


誰かを軸にして
自分に価値をつけたかった。


本当に欲しいものは何?
自分でも分からなくなってる。


トライしてだめなものは
ここに置いていこう


もしかしたら、いつかやるかも
そんな日は絶対に来ない。


今捨てたものは忘れていいもの。
もしまた欲しくなったら
その時に欲しがればいい。



一カ月以内にやりたいもの
読み返したいものだけ本棚に戻した。


きっとそのほとんども
一か月後の私に処分される。



今までも
散々もがいてたくせに忘れてた。


同じ答えに何度も出会ってるはずなのに
分かった気になってやらなかった
それは本音と向き合ってないから。



面倒くさいことしたくないの
美味しくなきゃ楽しくなきゃ
誰かのためならやってられない。



そんなときに自動思考が始まって
誰かの顔が浮かんでくる


その顔がママ友なら
自分の事ばかりにかまけて
家事も育児も父親任せで母親失格


彼なら
打ち込める仕事も趣味もない
人間関係もうまく結べない
ステータスもスキルもなくて
人生楽しいの?


美容師さんなら
いつも悩んだふりをして
優しい言葉が欲しいの?
甘ったれるのもいい加減にしろ
自分の軸をもって生きて見ろ。


そんな声が聞こえる。
もちろん彼らはそんな言葉にはしない


でも私が自分自身に思ってるから
そう聞こえているんだ。


何でだろう。
どんなことも
私のためにある気がしてる。
なのに生かさないなんて
勿体ないじゃん。




我が儘で傲慢で自制が効かない
嫉妬深くて情緒不安定で
怖いと嘘をつく


それが私の性質。


変えられると思ってた
でも蓋をしただけだから
ふとした時にまた出会う



別の誰かになることなんてできない。
このままの私で転化させたい。


我が儘は伝え方を変えて
人に頼れるスキルになるかもしれないし
傲慢さは不安を打ち消してチャレンジするための
ハッタリに使えるかもしれない。
自制が効かないのは時に性的な魅力になるし
嫉妬深いのは、自分磨きに使えるかもしれない。
情緒不安定なのはどうにもならないことを
やり過ごす訓練に使える。
嘘をつく癖は恐怖のバロメーターになって
克服する機会に気づかせてくれるかもしれない。




運命と気のせい
あなたならどっちを信じる?
どっちの方が自分を豊かにすると思う?


現実ってなんでできてると思う?


何もかも私のために存在してる。
だって結局。
自分の見たい現実しか認識できないんだもん。



怪しい宗教かもしれない。
それでも自分を心から愛せるなら
もう、なんでも良いじゃん。

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