幼少期に親から安全を確保してもらえないと
大人になってからも生きずらさを抱えることが多い。

カウンセリングや精神科に興味を持ったのは
自分が子供を産んでから。

死にたいと思ってる人間が
子供をどうやって育てるんだろう？
その恐怖から通っていた。

だけど結局逃げた。

薬は飲まずに捨てて
心理学の勉強も
実際の生活にはいかされなかった。

それがかれこれ10年前で
今また勉強をし始めた。

私にとっての治療は
親を許すことでも
教科書通りのメソッドを活用することでもなかった。

不倫して、顔の言えない相手を愛して苦しんで
引きこもって無駄な思考と反省を繰り返して
楽になりたくて
音楽を聴いて絵を描いて
夢を見て、踊って、恥をかいて
感じたことを他人や現実に落とし込んで
自分を肯定しながら自分を信じることだった。

そのすべてが教科書に書いてある
心理学やカウンセリング療法と重なった。

好きな精神科医の先生に会いに行く。
彼は生きた心理学を知っている。

教科書通りを話すだけじゃ
呪縛からは救われない。

何気ない会話の中に
真理が潜んでることを彼は知っている。

そして先生の話を聞いて
人の心に安定や調和が大事だと分かっていても

狂気や破綻した部分が無きゃ
人間は、人生は、つまらないと思う。