それは私が彼を手放して
自由にご機嫌でいる未来

その未来に
私の心と彼は付いてこれるのか。

どうしたら愛せるのか
どうしたら愛されるのか
どうしたら楽になるのか

そればかり考えていた

過去に原因を探して
その過去から今までの物語に
つじつまが合わないから不安だった。

なんで私を嫌になったの？
なんで私より奥さんが大事なのに
まだ私と繋がってるの？

本当は
相手や今までの経緯は関係ない。

今、自分がどうしたいか
この先に何を望むのか

散々考えて行きついた状況は
都合の良い愛人になる
なのかもしれない

でも今は
そんな卑屈な気持ちじゃない。

私に選ぶ権利がある。

相手の気持ちや状況は関係ない。

私が今、やりたいことをする。

新しい仕事場で
先輩の若い女の子に
思ったことを話したら
彼女は泣き出した。

色々挫折して
堅実な未来を選ぼうとしてた彼女
でも、彼女には夢があった

現実を見て、キラキラした夢を諦めた。

できるなら
現実と折り合いをつけながら
夢を諦めないで欲しいなと思った。

何かを我慢しながら
仕方ないを言い訳にして欲しくなかった。

きっと自分に言いたい言葉を
彼女に言ってたんだと思う

変なおばさんでも
彼女の心に気持ちは届いたんだと思う
前向きになれました
そんなのリップサービスかも
でも私に彼女の本音は関係ない
若い子のキラキラをもらって
私は幸せになったんだもん。

場所も状況も関係ない。

変なおばさんを怖がって
もう何も話してくれないかもしれないし
私ももう仕事以外の興味を
彼女に感じないかもしれない。

今しかない
いつも断片的

自分も相手も状況も
急に変わってしまうから

自分が許せば
何をどんな風に感じてもいい

何もかも自分次第。

そしてこんな前向きな感覚も
次の瞬間には過ぎ去ってしまう