結局、不倫のやり方も分からず
不倫のくせに君が一番なんて言う男の気持ちも
自分の気持ちも腑に落ちないまま

女として必要とされることに自信がない。
でも子供との会話で何か掴んだ気がした。

子）ママ無職じゃん
私）だから何？みんな自分に役職や肩書がないと不安なだけでしょ？
でも私は何者でもなくここにいる。それだけで十分じゃない？
子）ママは社会に何も貢献してないだろ？
私）何もしなくても、ただ息をしているだけで価値があるのよ。
子）何だよそれ
私）だってパパは私が何もしなくてもいるだけで良いと思ってるよ。

やはり自分の母親はまともじゃないと
子供は落胆したかもしれない。

旦那）ママは何もしてない訳じゃないよ。
食事をしてゴルフをして他にも色々チャレンジしているだろ？

冗談半分、本気半分、
今までも洗い物をしたくらいで褒められるほど旦那は過保護だった。
最初から私を諦めてたのかもしれない。

うちは生活に余裕のあるような家庭じゃない。
それでも旦那が私を自由に遊ばせてるのは
私の20代を育児でつぶした罪悪感があるかららしい。

子供が幼いころ、私は案の定ノイローゼ気味だった。
自分が生きたいと思えない世界でどうやって子育てをすれば良いのか
理想の母親像とほど遠い女の自分が、ちゃんと母親になれるか不安だった。

今だって母親か怪しい立ち位置だ。
それでも同じ人間として精一杯向き合いたい。

女としてとか婚外恋愛とかどこいったんだろう？

やはり女としての自信はなくなった。
だけど人間としての自分なら
誰かの力になれるかもしれない。
誰かに必要とされるなら、わずかでも期待してもらえるなら
答える価値があるんじゃないか？

もしかしたら旦那は、自分がいなくなっても良いように
私が生きられる進路を考えて欲しいのかも。

永遠なんてないと分かっているのに
気づいた時にはいつも手遅れ。