私が恋に落ちたら(身勝手に幸せに自由になりたい

初めての婚外恋愛はあっけなく終わってしまった。それでも、彼との運命が私も変えたことは変わらない。何かに依存しないと生きれなかった私が、自分を愛せるように進み続ける記録。

私の中で育つもの

彼を知りたくて、まだ考えてる。


最後に交わしたLINEを見返して
最後に会った彼を思い出して。


きっと彼は私ほど
本気にはなれなかったのかもしれない
彼は人生をコントロールできるかの違い
なんて言うけど。


でも私が特別を望むから
私と同じような愛をくれようとした。


それを私は嘘と呼んで
彼はそれを善意と呼んだ。


彼の気持ちは減り始めてたのに
私は優しさに気づかないで
削り続けてた。


すれ違わないように頑張ったつもりが
何もできないままだった。


彼は理性的なひとだから、
こんな私に今までのような
時間もお金もかけられなくなってたのかもしれない。


それでも会いたい気持ちがあったから
彼は私と続けようとした。
本当に離さないように
今できるすべてを尽くしていた。



今更、そんなことに気づくなんて
なんで今まで気づけなかったの?



後悔なんてしてない
だって失敗しなきゃ私は分からないし
大切なものを失わなきゃ
自分の死角に気づけなかった



ごめん傷つけて


最後のLINEが
あなたの助けてに見えた。
もう限界だよって
そう言ってるように見えた。


こんなに感じ方が変わっちゃうんだね。
あの時はすごく悲しくて許せない気持ちだったのに


本当にごめんなさい。
気づいてあげられなくて
支えになれなくて
許せなくて
理解できなくて。


彼は私が私のために変わることを求めて
私は自分を満たすことばかり求めてた。



私は自分の嘘にも気づかないふりをしてた
彼は最後の日、自分の首を差し出して
殺せるなら殺してみなよ
そう言った。
本当にやられるかも
そう思ってるのが分かった。


私は両手で彼の細い首を掴んで
もし手に入るなら
そう思ったけど怖かった。


殺せないくせに死ねないくせに。


彼もずっと私の嘘に気づいていたんだ


私は全てを捧げなきゃ
彼の特別になれないと思った。
でもできなかった
私が死ぬほど彼を愛していたら
彼は私を捨てられないと思った
なのにそれもできないままだった


ずるいのはどっちだった?
お互いの望みは
一緒にいることだったのに。



彼が愛してくれる私になりたくて
でも変えられなくて苦しかった。
どんどん自分が嫌いになった


合わないのは初めから分かってた
でも大好きで、永遠だと思いたかったんだよ。
だから無理やりにでも合わせたかった。


誠実でいられない
気持ちが継続できない自分が嫌で
だから彼の恋愛観も嫌で
好きな人を永遠に愛したくて
どうしたら人とまともに付き合えるのか
何もわからなかった。


自分を信じるって何?


好きな人に愛されないなら
生きてる意味がなくなる世界で
全てを投げ出しても叶わない
そんなの悔しくて
自分で諦めた。


自分のことが好きだったのに


相手に選択を委ねたら
自分がどうでもいいゴミに思えた。


彼はゴミになった私を
横目で見ながら忘れていく




でも後悔してないの


こんなぽんこつな私だったから
あなたの心を知れたんだ


こんなに人に感情を曝け出したの
初めてだったって、あれは本当だと思う。


私、もう分かったから
ちゃんと叶えてくれてた
二度と会えなくても
自分より愛したいと思えたんだよ
だから自分の激しさから守りたかったのに
自分の方が大切だったね。


失ったものを自分でリカバーできれば
悲しまないで済むんだよね?
私はあなたの中の欲しかった要素を
失ったりしないよ
あなたへの気持ちも消えたりしないよ
だから泣く必要なんてないよね。


もう許そう。


移り変わる感情を
誠実さのない性格を
我慢できない自分を
嘘に変えた全部を


そのあとで何が残る?
そこに残ったものがすべて


先に何があるかなんてわからない
それでも望んだら尽くすんだ
欲しい未来を信じるんだ


もし叶わなかったら?
裏切られたら?
失望したら?


それを怖がったら進めない
そうだよね?あなたならそうでしょ?


同じ過ちは犯さないようにしようね
今度は違う方法を試してみようか?



それでも失望したら
もう立ち上がれなかったら?
自分がどうなるか分からない。


諦められるなら
きっと終わるんだ


でも彼と出会えた私は
もう人生を諦められない。
だって励ましてくれた彼の声が
失った今の方が大きく聞こえてるんだもん


好きなだけ彼のことを思い出そう
大好きでしかたなかった
でもその気持ちが分からなくなるくらい
失うのが怖かったんだよ。


もう我慢しなくていいよ
あの時感じきれなかった
彼の全てを思い出そう


いつか忘れたっていいよ
こんなに好きだったことも
忘れていいんだ
もう苦しまなくていい


そうだよね。
彼の声が聞こえる

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