今日、久々に彼に会って来た。

気持ちが冷めたのに？
どんな顔で会いに来るんだろう。

私はといえば、
彼が王子様で自分はお姫様だと思い込んでるんだから
好きなフレグランスとハーブティー
トリュフチョコと部屋着にＰＣを持参した。
たとえ彼がどんな状況でも今日を楽しんでやる。
ホテルを我が家にする姿勢である。

雨にも負けず。
彼は３０分も早く到着して
私の好きなおにぎりを買っていてくれた。

無理に好かれようとしない
そう決めたから、緊張もなく
傷つく不安もなかったから
どうでもいいことをとにかく話しまくった。

こんな風に彼と話せるのは
いつぶりだろう？
やっぱり、友達としても最高なんだよな。

ごめんね。
そう言って彼は千切れるほど私を抱きしめた。
ずっと抱き合ってキスをして、
くっついていられるように仕事も済ましてくれたらしい。
寒くない？眠い？暑くない？そうやって気遣って
前もこんな風に甘やかされてたなと懐かしい感じがした。

あの、妄想じゃないです。

実際、体はあまり感じなくなってたし
彼のエレクトも二回まで。
幸せだったけど、誰かの旦那です。

激しい恋は終わったのかもしれない。
でも、ずっと一緒にいたいと思った。

愛してるよ。
そう久々に言葉にしてもらった。
でも状況は何も変わってない。

片手を手放そうと思う。
私は彼に出会って、
望んだように生きていいんだって思えた。
なのに自分を惨めにしてさんざん傷つけ合った。

もういい加減手放すね。
私、何もかも手に入れたいんだ。

何も状況は変わってなくても
前向きに生きてみたい。
悪いことなんて、罰なんて当たらないよ。
もう最悪を想定して創造するのは飽きた。

末永く幸せに暮らしたい。
これからはそれを望む。