私が恋に落ちたら(身勝手に幸せに自由になりたい

初めての婚外恋愛はあっけなく終わってしまった。それでも、彼との運命が私も変えたことは変わらない。何かに依存しないと生きれなかった私が、自分を愛せるように進み続ける記録。

期待

心に杭を打って油断しないでいたいのに

流されてすぐ忘れちゃう。

彼の行動量と重ねた時間で

すっかり心を許してしまったらしい。


禁煙で増えた体重は

育乳に変えると決めたうめ子です。



いや、正直疲れたんだ。

同じことの繰り返しに飽きたのかも。

だっていくら私が1番可愛くて

特別を捧げて愛されても

結局、海で溺れたときに

彼が浮き輪を投げるのは私じゃない。


そんなの初めから分かってるし

自分だって望んでないけど

お互いの立場を忘れて踏み込むから

納得したかったんだよね。


終わっても良いからスッキリしたくて

私から行動できるようになったり

本音を話し合えたから

彼の言動を冷静に見れるようになって

愛人にここまでしてくれたんだから

もう良いじゃん。

自分も彼もこの関係も

何もかも許そうと安心して

好きが垂れ流しになった。


疲れて余裕がなくなったとき

感情的になったとき人は本性を見せる。


そんな時でも彼は可愛いし、

可愛くなくてもそれはそれで

やっぱり好きだった。


彼が隣にいることも手を繋ぐことも

車に乗り合うのも抱き合うことも

自然になって馴染んだ気がする。

そして体が馴染むと

外で抱き合ったりキスをしても

誰も気づかなくなる。



こうなると理性が効かなくなって

むくむく未来への期待が出てくる。



春になったら

彼の好きなおかずのお弁当を作って

公園でお花見したい。


夏は彼と船のベッドで1日過ごしたいし

泳げないもの同士

浮き輪で夕方の海に浮いてたい。


秋が来たら山に行って

焚き火の中でマシマロを焼いて

彼が苦手な虫を怖がる所が見たい。



また冬になったら

ひとつの肉まんを2人で分けて

はふはふ言いながら食べたいし

去年してくれたみたいに

今度は当たり前に

彼のマフラーを私に巻いて欲しい。



想像したら最高に楽しいのに

やっぱり涙が出てくる。


期待しちゃったよ。

また新しい地獄の入り口かな?



私)今までみたいに独身じゃなくて、既婚者に出会いを求めたのは本気にならないためでしょ?

彼)そうだね。

私)じゃあ、何で私に深入りするな、ライトな付き合いをしようって言わなかったの?

彼)君の気持ちが嬉しかった。



ズルいし、私たち本当にだらしない。

また傷つく。

奥様と旦那への裏切りの上に成り立ってる。


だからこんなに甘いんだ。


続ければ続けただけ

見えない棘が深くなる。


最後、棘を引き抜く時に

私はもう彼を許せないかもしれない。

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